お知らせ

オージオメータ「AA-M1A」を発売

2017.04.25

総合病院、耳鼻咽喉科クリニックなどの臨床現場に最適

画像:オージオメータ「AA-M1A」

リオンは、新たに聴覚障害2級の手帳申請をされる方に対する、聴覚障害の認定基準が平成27年4月1日から一部変更になったことに対応するため、特殊聴覚検査(遅延側音検査、ロンバールテスト、ステンゲルテスト)を搭載したオージオメータ「AA-M1A」を開発し、2017年5月中旬より販売を開始します。
今回発売するオージオメータ「AA-M1A」は、聴覚障害の認定基準が一部変更になったことに対応するため開発されました。聴覚障害の身体障害者手帳をお持ちでない方が新たに聴覚障害2級の身体障害者手帳を申請される際には、従来の純音聴力検査に加えてABR※1 等の他覚的聴力検査※2 又はそれに相当する検査を踏まえて認定となります。当該機種は「それに相当する検査」として厚生労働省のガイドラインに指定された、遅延側音検査、ロンバールテスト、ステンゲルテストを搭載しています。

※1 ABR(Auditory Brainstem Response:聴性脳幹反応)は音刺激によって頭皮上から得られる一連の聴性電位変動のうち潜時の短い反応です。被検者の意志に関わらず、聴力を推定することができます。
※2 他覚的聴力検査は、被検者による意識的な応答を必要とせずに、聴力の推定が行える検査です。

主な特長(従来製品「AA-74」から追加された仕様・特長)

1)3種類の特殊聴覚検査(遅延側音検査、ロンバールテスト、ステンゲルテスト)が行えます。
2)補聴器適合検査の指針(2010)検査用音源※3 を搭載しているため、より簡便に補聴器適合検査が行えます。
3)従来のスピーカ出力(メイン1チャンネル)に加え、電気出力(スピーカアンプ接続用、メイン/サブ2チャンネル)を搭載し、音場閾値、音場語音聴力検査では、メイン、サブチャンネルのミキシングが可能です。
4)標準純音聴力検査および音場閾値検査では、出力レベルを「dBHL」または「dBSPL」に切り替えて表示が可能です。
5)健康診断用として自動判定機能を搭載した選別聴力検査、閾値検査を搭載しています。

※3 著作権は一般社団法人日本聴覚医学会に帰属します。


主な検査項目

標準純音聴力検査、選別検査、SISI検査、ABLB検査、自記オージオメトリー(固定周波数自記検査、TTS検査)、語音聴力検査、音場閾値検査、音場語音聴力検査、特殊聴覚検査(遅延側音検査、ロンバールテスト、ステンゲルテスト)

医療機器認証番号
オージオメータ「AA-M1A」:229AABZX00039000


主な用途

総合病院、耳鼻咽喉科クリニックなどの臨床用